- 北海道を代表する魚 通年北海道各地で狙える。特に冬のアメマス釣りは人気があり、道東釧路方面には多くのアングラーが訪れます。
- 春、道東では河川越冬していたアメマスがマスの稚魚と一緒に海へ下るため比較的冬よりも活性が高く釣りやすい。
- また夏には海に降海した海アメを釣ることができその魚体は砲弾型で川とは違う強烈なファイトを楽しめます。
- 秋は産卵のため遡上した上りアメマスが上流域で狙えるこの時期のアメマスも引きがとても強い。
- サイズは平均４５㎝ですが、６０～７０㎝の大物も上がり９０㎝級まで生息しています。
- 釣り方としてはフライから餌釣りと様々ですが、私はルアーで釣っています。スプーンはオールマイティーに活躍してくれるルアーの一つで他にも様々なタイプのミノーで釣ることができ、カラーはチャート系によく反応します。
- アメマスという魚はルアーのサイズが大きくても果敢にバイトしてくる魚で、河川では４５㎝のアメマスが１５㎝のミノーに食いついてきたりします。 しかし、プレッシャーがかかってくるとサイズダウンはやむを得ません、また人が沢山入るポイントで威力を発揮するのが シンキングリップレスミノー。
- 基本はリフト＆フォールを行いスプーンにはできないイレギュラーアクションでバイトに持ち込むことができます。アップでもダウンでも使用可能、私はこの釣り方で何回も６０㎝オーバーをキャッチしました。
- タックル
- ロッド ６～９ｆ のＭＬ～ＭＨ
- リール ２０００番～３０００がおすすめ ドラグ調節は慎重に
- ライン ８ｌｂ～１４ｌｂ
- おすすめルアー
- ハルシオンシステム イナセ９ＴＭ デンス５・６Ｕ
- スミス Ｄ-コンタクト６３・８５
- メガバス エドニスＸ-９２
イトウ
- 釣り人なら誰もが知っている幻の魚 イトウ。今では道北と道東のごく一部に生息している。道北の猿払村近辺では特に魚影が濃く、再生産が確実に行われている、しかし６０㎝に成長するまでに６～８年かかると言われており、今では１ｍを超えるイトウの釣果は年に数回しか聞かない。平均サイズは６５㎝、７０㎝を超えれば良型と言えます。イトウは夜行性のため夜に釣れることもありますが、キャッチ後は明るいところでしっかりと体力の回復を待ってリリースしてあげたい。
- 釣り方はルアーの場合ジョイントミノーが定番で今は廃盤となってしまったがラパラのＣＤＪ-９がおすすめ。ほかにはジャッカルのパワービルミノーも釣れます。この釣りで重要なのが水中で波動を出せるミノーを投げること。アクションは基本的にいらず、ただ巻きが効きます。また、沢山のボイルがあるのに反応がない場合はリップレスミノーを是非ためしてほしい。
- タックル
- ロッド ７２～８６ｆ のＭからＸＨ
- リール ３０００番がおすすめ
- ライン １４ｌｂ～１６ｌｂ
- おすすめルアー
- ラパラ ＣＤＪ-９
- ジャッカル パワービルミノー
- ノースクラフト バリスティックミノー８０
- メガバス エドニスＸ-９２
チャムサーモン
- ９月から釣れ始めるモンスター
- 北海道では、鮭を秋アジと呼びます。河口規制のない海で岸壁や砂浜から狙えます。釣り方はふつうにルアー釣りする人もいますが、浮きルアーで狙う人が多いです。あとは砂浜でぶっ込み釣りの姿が見られますが、これは経験なしです。
- 釣れるサイズは、70センチを超え、重量は３キロ超えるのでヘビーなタックルが要求されます。さらに、浮きルアーを投げるため９フィート以上のロッドがいいでしょう。フロート（浮き）の下は１．５メートル程度の長さに調節し、30グラムから40グラム程度の秋アジ用ルアーを結び、ルアーフックにはタコベイト付きのダブルフックを装着するのが一般的です。 またリップレスミノーを使ったミノーゲームもおすすめです。リトリーブはかなり遅め、人が歩く程度の早さでゆっくり巻き取ります。最初は、コンコンあるいはゴンゴンといった感じの小さいアタリがあった後に、浮きがズボッと沈み込むので、ここでロッドを立てて、思い切りフッキングさせます。鮭は口が固いので、その後もチャンスを見計らって２～３回のフッキングをした方が良いです。
- 時間帯は圧倒的に、日の出から朝8時ぐらいまでが有利、あとは夕方に少しというところです。この季節になると、夜明け前から浜辺には釣り人が集まり始め、50センチ置きぐらいに釣り人が並ぶ光景が河口で見られます。この状態で浮きルアーを投げられるの？という疑問があるかもしれませんが、まあ、やってみれば意外となんとかるもんで、それなりにうまくやれます。コツは流れに乗ること！ただし、一度フッキングすればパワーで暴れまくるビッグトラウトなわけで、1人、2人との糸がらみは避けられませんが、そこは慣れたもので「そんなの当たり前、気にする必要ないよ」みたいなそぶりでやり過ごすのが北海道流です。
- ちなみに1匹で3～５キロなので、持って帰るにもパワーが入ります。いっぱい釣る人は子供用のソリに獲物を載せて砂浜を移動する強者もいて、実は一番大変な作業だったりします。
- タックル
- ロッド
- 9フィート以上のヘビーロッド
- 浮きルアーには長い方が扱いやすい
- リール ３０００番以上がおすすめ ドラグ調節をしっかりと
- ライン ４号以上が安心
- おすすめルアー
- スプーン：ヤマシタ製ヘリン
- コータック製コンデックスなど
- 色は赤系中心ですが、日中は青系がいいかも
- 黒は必殺カラー！
- ハルシオンシステム イナセ９ＴＭ
- ノースクラフト バリスティックミノー１００
- サンマ？
- 食いがよくないときはニンニク漬けサンマの切り身を付けると集魚効果抜群です
サクラマス
- 道南では２月からシーズンに入り７月まで、道東は６月から8月の海アメシーズンに混じって釣れます。サイズは本州の一回り小さい５５㎝が平均。
- 釣り方はジグ、ジグミノー、ロングミノーをファストリトリーブで誘います。カラーはグリーン、ピンクが実績が高い。サーフの釣りでは潮目や離岸流といった流れに変化があるところを重点的に探るといいですよ。
- タックル
- ロッド ７～９ｆ Ｍ～Ｈ
- リール ３０００番
- ライン １６～２０ｌｂ
- ルアー ２０ｇ～４０ｇのジグ、ジグミノー １５㎝前後のロングミノー
- おすすめルアー
- フィールドハンター トンデンオーシャンジグ２８ｇ
- デュオ タイドミノー１４５ プレスベイトカムイ２８ｇ
カラフトマス
- 夏の北海道の海を代表する魚カラフトマス（ピンクサーモン）。道東は７月下旬から９上旬がシーズン。特に8月のお盆にはマスの定置網が上がり、週末の知床半島は大変にぎわいます。
- 狙い方は岸際を回遊してくるので手前でかかるパターンが多く、高い位置から釣ることができる状況では、サイトフィッシングも有効。群れが回遊してきたらその少し前に静かにキャストし鼻っ面を通してくるとかなりの確率でヒットします。
- 仕掛けは２０ｇ前後のスプーンにタコべイトが付いていると食いが良いです。またミノーゲームもできリップレスミノーをただ巻きしてくるとよく釣れます。ルアーカラーは黒、赤がメイン。日中は青が有効。サイズは５５センチが平均ですが、しかし群れの中に７０㎝クラスの大型もいます。
- タックル
- ロッド ７～９ｆ Ｍ～ＸＨ
- リール ２５００～３０００番
- ライン １２ｌｂ～１６ｌｂ
- ルアー ２０前後のスプーン、ジグ、リップレスミノー
- おすすめルアー
- ヘリン １５～３０ｇスプーンタコベイト付き
- ダイワ クルセーダー１８ｇ
- ハルシオンシステム イナセ９ＴＭ ハルシコ１０５ ２５ｇ
ニジマス
- 北海道では初のニジマス、阿寒川産です。顔のサイズの割に体高があり、まるまると太っています。写真のニジマスが釣れた後、同じポイントでひと回り大きいサイズがヒットしたものの、ジャンプした瞬間にラインがたるんでしまい、あえなく逃げられてしまいました。教訓としては「ロッドワークをしっかりと！」
- それから６０㎝級もかかりましたが、ドラグを閉めすぎていたためフッキング直後に2回ほど体をよじらせた後、１２ｌｂラインをブレイクされてしまいました。深瀬の底のほうにいるような気がしますが、流れの速い瀬でのやりとりのときは、ドラグ調整をしっかりすることと、事前に取り込み場所想定したほうがよさそうです。
- タックル
- ロッド ６～７ｆ ＭＬ～Ｍ
- リール ２０００～３０００番
- ライン ８ｌｂ～１２前後
- ルアー １０～１５ｇ前後のスプーン ５～１０㎝のミノー
- おすすめルアー
- イトウクラフト 蝦夷６５
- スミス Ｄ-コンタクト６３
ヒメマス
- シーズンは４～５月と１０～１１月。ポイントは湖で様々な場所に生息しています。サイズは３０～４０㎝で、秋は産卵で岸寄りするため狙いやすい。誘い方としてはヒラ打ちができるミノーを１～２ｍ沈め、トゥイッチングを連続してかけてくるとヒットしやすい。カラーはシルバー系が良い。
- タックル
- ロッド ６～７ｆ Ｌ～ＭＬ
- リール １０００～２０００番
- ライン ８ｌｂ前後
- ルアー １０ｇ前後のスプーン ５～１０㎝のミノー
- おすすめルアー
- スミス Ｄ-コンタクト６３ 秋６３
- ダイワ クルセーダー１２ｇ
